2026.03.16

「自分の手で空間をつくる」って、こういうことだった。

仕事に誇りを持てる場所で、自分を試してみませんか?

column
  • man

    平川 克己

    ひらかわ かつみ

    福岡営業所

  • man

    宮本 亮祐

    みやもと りょうすけ

    福岡営業所

Qこれまで担当した中で、一番印象に残っているプロジェクトを教えてください。

  • 平川

    私は「スターバックス 宗像ユリックス」の施工です。
    スターバックスは全国に多くの店舗を展開しており、
    そういったブランドの一部を自分の手で形にできるのは大きなやりがいでした。
    「自分の仕事が日本中のお客様に触れる場所になる」という実感があり、特別な現場になりました。

  • 宮本

    印象に残っているのは、アミュプラザ博多に出店した「ビルケンシュトック」の施工です。
    自分自身もこのブランドの愛用者だったこともあり、
    「まさか自分がこの店舗を手がけられるなんて」と嬉しく思いましたし、強く印象に残っています。

Qそのプロジェクトの最初の印象や、関わると決まった時の気持ちはどうでしたか?

  • 平川

    「スターバックス」と聞いて、まず思ったのは「全国展開しているブランドに携われる」という楽しみでした。
    各地に店舗がある中で、自分が施工したお店がその中の一つとして存在することが、とても嬉しかったです。
    また、施工に関しては細かな仕様やルールが多く、学びの多い現場になりそうだと感じていました。

  • 宮本

    初めて担当が決まったときは、嬉しさと同時に少し緊張感もありました。
    「ビルケンシュトック」は海外ブランドでもあり、ブランドイメージや細部へのこだわりも強い印象があったので、「しっかりやりきろう」と自然と身が引き締まったのを覚えています。
    ただ、それ以上に“好きなブランドに関われる”というワクワク感の方が大きく、楽しみな気持ちでスタートしました。

Q工事が進む中で、特に大変だったことや予想外の出来事はありましたか?

  • 平川

    内装や設備に対して標準仕様書が細かく決まっていて、しかも随時アップデートされるんです。
    そのため、施工の段階で何度も仕様書を見直し、「今回の店舗に最適な仕様か」を判断する必要がありました。
    各店舗ごとに仕様が違い、それに合わせるのがとても大変でした。

  • 宮本

    一番苦労したのは、細かい納まりへの対応です。
    実際に現場に入ってみると、図面や仕様書だけでは伝わらない“繊細な調整”が多く求められました。
    ちょっとしたズレが仕上がりの印象を大きく左右するため、緊張感を持って作業に臨んでいました。

Qそのとき、自分の中でどんなことを考え、どう行動しましたか?

  • 平川

    仕様書がどんどん更新されていく中で、何度も仕様書を見直しました。
    また、専門業者の方々とも共有不足が起きないよう確認を重ねました。
    とにかく「間違いが起きない状態」で施工に入れるよう、徹底して準備に時間をかけて取り組みました。

  • 宮本

    現場での納まりに不安があったため、施工前に業者さんとしっかり打ち合わせを重ねました。
    現場に入ってからも都度確認を怠らず、細かい部分まで納得できる形に仕上げられるよう意識して取り組みました。
    スムーズに作業が進むように、図面だけでなく“現場の空気感”も大事にしながら動いていたと思います。

Qチーム内や他部署(設計・家具・サインなど)との連携で、印象に残っているやりとりはありますか?

  • 平川

    何度も現場検査を部門社員と行ったことで、自分が気づけなかった部分に気づけました。
    早めに修正できたおかげで、トラブルにはならずに済み、とても助かりました。
    現場に足を運んで実際の状態を見ながら話せる機会があったからこそ、チームとして動けたと感じています。

  • 宮本

    壁面什器の納まりが非常にシビアで、耐荷重の問題も含めてかなり慎重に対応する必要がありました。
    社内の設計担当と何度も確認・相談を重ね、ちょっとしたズレや設置位置の変更にも柔軟に対応してもらいました。
    お互いに細部までこだわって施工できたことで、安心して現場を進められた印象があります。

Q「これは絶対に妥協したくなかった」「自分がこだわった」と思うポイントは?

  • 平川

    仕上がりが“おかしい”と感じる部分については、たとえ仕様書通りであっても納得せずに調整を試みました。
    何度もサンプルを用意して、お客様や協力業者の方々とも協議を重ね、全員が納得できる資材・施工方法を選びました。
    「この仕様だから仕方ない」ではなく、最適な選択を一緒に探す姿勢は常に持っていたと思います。

  • 宮本

    ビルケンシュトックのブランドイメージにも関わる、壁面化粧ボードと什器の目地納まりには特にこだわりました。
    店内に入ってまず目に入る部分でもあるので、少しのズレでも印象が変わってしまうんです。
    きれいに揃えて納めるために、ミリ単位で調整を行い、仕上がりの美しさをとことん追求しました。

Q店舗が完成した時、現地を見てどんな気持ちになりましたか?

  • 平川

    無事に納まったという安心感はありましたが、それと同時に「次はこうしよう」といった反省点も多く見つかりました。
    完成を喜ぶ気持ちよりも、次の施工に向けて課題を整理するような感覚の方が強かったかもしれません。

  • 宮本

    自分が納めた空間がきれいに仕上がっていて、そこに実際に商品が並ぶ様子を想像すると、すごくワクワクしました。
    「ここに人が集まり、商品が売られていくんだ」と考えると、自分の仕事が“形”として社会に出ていく感覚があり、素直に嬉しかったです。

Qクライアント様や関係者さんからの反応はどうでしたか?

  • 平川

    現場訪問や検査の際に、お客様から「現場がすごくきれいですね」と言っていただけたのが嬉しかったです。
    毎日丁寧に整理整頓を意識していたことが伝わっていたんだなと思うと、現場管理の大切さをあらためて感じました。

  • 宮本

    とても喜んでいただけました。
    お客様の笑顔や「ありがとう」の言葉を直接いただけたことで、頑張ってよかったと思いましたし、
    「またこの人たちと仕事がしたい」と思ってもらえるように、さらに丁寧な仕事をしていきたいと感じました。

Qこのプロジェクトを通して、どんな経験が自分に残りましたか?

  • 平川

    支給品の管理や別途業者とのやりとりなど、イレギュラーな要素が多い現場だったこともあり、調整や確認にかなり苦労しました。 特に協力業者の皆さんへの依頼が多く、相手の状況を踏まえて動く難しさを感じる場面が多かったです。 でも、その分だけ「施工は一人ではできない」ということを実感し、周囲との信頼関係をより大切にするようになりました。

  • 宮本

    現場というのは自分ひとりで完結するものではなく、関わるすべての人たちとチームになって進めるものだと、あらためて感じました。 現場に関わる全員が同じ方向を向き、それぞれの立場でベストを尽くすことで、初めて“良いもの”が完成するんだと思います。 このプロジェクトでは、その“連携の力”の大切さを強く実感しました。

Qこの現場を経験してから、自分の考え方や行動に変化はありましたか?

  • 平川

    専門業種の内容でも、自分がしっかり理解できていないと全体の調整がうまくいかないということをあらためて実感しました。 現場全体をうまく進めるためには、自分の担当範囲だけでなく、関わるすべての工程に目を向ける必要があります。 それ以来、施工に入る前に資料や仕様をもう一度じっくり見直すようにしています。

  • 宮本

    同じ納まりの現場はほとんどないため、プロジェクトごとに毎回学びがあると再認識しました。 現場の数だけ自分の知識や引き出しが増えていくという感覚があり、それが今の仕事の面白さにもつながっています。 次の現場でも必ず新しいことを吸収しよう、という意識がより強くなりました。

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MESSAGE メッセージ

施工という仕事には、
毎回違う“現場の個性”があります。
そのひとつひとつと向き合い、
どう納めるかを考え抜くことで、自分の引き出しが確実に増えていきます。
どんなに経験を積んでも、すべてがマニュアル通りにいくことはありません。
だからこそ、
仲間と協力しながら一つの空間を形にしていく喜びがあるのだと思います。
お客様に喜んでいただけたとき、
「またお願いしたい」
と言っていただけたとき。
その一言が、
次の挑戦への原動力になります。